「自分の人生を変えたい」と思っている人におすすめなのが『SUPER NORMAL 凡人が上位1%の「成功者」になる抜け道』(チュ・オンギュ著 藤田麗子訳)だ。原書は昨年韓国で発売され、超話題になっているベストセラー。「今までの思考を変えてくれたすばらしい本」「自分の人生をあきらめずに、まずはやってみようみようという気になった」「今とはちがう人生を始めたい人には教科書のようになる本」と喜びの感想が多数寄せられている。今回は特別に、本書を一部抜粋・再編集して紹介する。

「もう無理だ…」あきらめグセがついた人が成功をつかむための「すごい方法」とは?Photo: Adobe Stock

多くの人が「あきらめてしまう瞬間」とは?

僕たちがあきらめようという決断を下すのは、どんなときだろうか。

資金が尽きたり、再起できないほどの損害が出たり、周りから猛反対されたり……。

理由はさまざまだ。

しかし、その大部分に共通する、あきらめの瞬間がある。

それは、「ワクワクと情熱が消えた瞬間」だ。

夢に向かって努力を続けていくには?

はじめて何かに取り組むときは、情熱の溶鉱炉から誕生した目標と夢が僕たちの心を熱くさせ、ときめかせてくれる。

しかし、これを現実化していく過程は、平凡な反復作業であることがほとんどなので、だんだんうんざりしてしまう。

たとえば、トライする回数を増やすだけで、成功確率が爆発的にアップする「A」という選択肢があるとする。

Aを繰り返せば必ず成功できると頭ではわかっていても、実践するのは簡単ではない。

最初は情熱がほとばしっているが、時が経つにつれてAをやるべき理由と目的を忘れてしまうからだ。

自分の夢とチャレンジの目的を忘れずに努力を続けるには、成功に近づいていることを随時チェックして、自分を納得させなくてはならない。

「成功地図」の解像度を高める方法とは?

人は小さなミスをしただけでもくじけやすく、あきらめてしまいがちだ。

かくいう僕も、非常に意志の弱い人間なので、毎日のように自分を説得する努力を続けている。

僕も100度に達すれば水が沸騰することがわかっているのに、99度でストップしてしまっていた時期があった。

そんなときは、あとどれくらい努力すれば成果が出るのかを、目で確認できるように「温度計」を使わなくてはならない。

僕はこれを「成功地図の解像度を高める」と表現している。

目標を1時間、1日単位で設定しよう

カーナビを使って、目的地に向かっているときを思い出してほしい。

大きな地図では、自分がちっとも前に進んでいないように見える。

でも、地図を拡大すれば、自分が目標の方向に向かってきちんと進んでいることがわかる。

実力の領域を成長させる方法もこれと同じだ。

1日単位、あるいは1時間単位で細かく目標を設定し、ちゃんと達成できたかどうかを確認していけばいい。

そうすれば、ごく小さな単位で実力が伸びていることを目で確認できる。

成長をチェックするうえで、これ以上に正確なものはない。

※本稿は『SUPER NORMAL 凡人が1%の「成功者」になる抜け道』を一部抜粋・再編集したものです。