企業に勤めている場合、ほとんどの人が目標を持って仕事を進めています。マネジャーにとっては、部下が目標を達成できるかどうかも重要な関心事です。「目標未達」の部下に対して、デキる上司はどのようにアドバイスするのでしょうか。(ギックス取締役 田中耕比古)
「目標未達の部下」に
デキる上司はなんと言う?
仕事をする上で、避けては通れないのが「目標管理」です。
営業や販売の仕事であれば、定量的な数値目標が設定されることが多いでしょう。管理系の仕事では定性的な目標、例えば、現場担当者からの信頼を得るとか、最新業界動向に精通するといったものを設定したりします。
ただ、そうした場合も、360度評価で信頼性スコアを○○以上に保つとか、手続き上のミスの件数を何件以内に収めるとか、問い合わせ対応期限を越えた回数を○日以下とするとか、業界セミナーに年○回以上参加するといった定量的な目標設定をすることもあります。
いずれにしても、業務を進めていく上で、予め「この目標を達成する」と決めて、それに向けて日々活動していくのは、仕事のやり方として極めて一般的です。
そして、設定された目標に届かない部下が出てくるのも、ごく当たり前の光景です。
今回は、そういう「目標未達の部下」に対して、どのように対応していくのかを考えてみましょう。