締め切り,納期写真はイメージです Photo:PIXTA

社会人として「締め切り」を守ることはとても重要だ。締め切りを守れない人がいると、チーム全体の成果や信用にも影響を及ぼしてしまう。きちんと締め切りを守るチームにするためには、どうすればいいのだろうか。(ギックス取締役 田中耕比古)

若手のうちに「納期」を守る姿勢を
身に付けさせる

 仕事を円滑に進める上で「締め切り」「納期」は非常に大切です。

 これは、仕事における重要な約束事です。締め切りを守れない、納期に間に合わないというのは、社会人としての最低ラインに達していない半人前ということになります。

 また、多くの場合、仕事は複数人でチームを組んで進めていくことになります。そうした場合に、もしたった一人でも、自分の担当作業を期限内に終わらせられない人がいれば、全体の進捗に悪い影響を与え、チーム全体が納期を守れないというひどい状況につながっていきます。

 このような悲惨な状況を防止するためには、若手社員のうちに、納期順守の重要性を強く認識してもらうことが大切です。

 チームで仕事をする上では、若手社員の担当領域は比較的狭く、納期遅れが発生した際のダメージも限定的なもので済みます。何か問題が起きた際にも、それを周囲がカバーできるうちに、納期遅れを起こすことがないよう、マインドとスキルを育成することが重要なのです。

 では、どのようにすれば、納期を守れる人に育つのでしょうか。