NHKでのドラマ化も複数
ベストセラー作家の小川糸
山形県の県庁所在地である山形市にある県立高校だ。全国の県庁所在地にある「旧制一中」のひとつに数えられる。この10月29日には創立140周年記念式典を開く。
作品がさまざまな言語で翻訳され、国内でテレビドラマや映画化されることなどで大衆に親しまれている女性作家がいる。小説家、作詞家、翻訳家の小川糸だ。
デビュー作の『食堂かたつむり』(2008年)以来30冊以上の本を出版、作品は英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語などに翻訳、多くの国で出版されイタリアではバンカレッラ賞を受賞した。また10年に映画化された。
さらに『つるかめ助産院』が12年にNHKでドラマ化され、17年には『ツバキ文具店』が、21年には『ライオンのおやつ』がNHKでドラマ化された。いくつかの小説は「本屋大賞」候補に挙げられ、ベストセラーになった。
小川は山形東高校を経て清泉女子大で古代文学を専攻した。作詞家としてのペンネームは「春嵐」だ。