同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「人脈を築く最も効果的な法則」である。
【貧す人】あの人に紹介してもらおう
【稼ぐ人】あの人を紹介してあげよう
仕事で成果を出す上で、スキルはもちろん重要だ。だが、スキルだけでは残念ながら結果は出にくい。そこで、スキルに加え、人の力を借りることが大切だ。
まわりの人たちとの協力関係をつくりあげることによって、大きく信頼される人になっていく。
では、どうすれば、普段つながらない人同士がつながり、価値あるコラボが始まるのか?
【稼ぐ人】がやっている2つのこと
カギは、それぞれどこに向かおうとしているのか、互いに知ることだ。
旅は道連れ。同じ目的地に向かっているなら、乗り合わせたほうがいい。
ズバリ、【稼ぐ人】は、次の2つのうちどちらかだ。
■ お金を引っ張ってこられる人
■ 人を引っ張ってこられる人
豊かさをつくるには、このどちらかしかない。
人を引っ張るとは、具体的には人脈に通じるが、人脈を築くために必要なことは何だろう?
【貧す人】は、自己アピールだと考え、人に紹介してもらおうとする。
自己アピールも時と場合によっては必要になる。
だが、
【稼ぐ人】は、もっと効率よく、効果的に人脈を築いている。
知らない人同士を紹介して、人と人をつなげているのだ。
人と人をつなげるのは、最強のリーダーシップ
具体的には、どうすればいいか?
次のフレーズを使ってみよう。
「○○さん、**さんを紹介させてください」
例えば、「田中社長、高木社長を紹介させてください」と、両方の名前を呼びかけるのがポイント。
このように紹介するだけで、互いに名前を覚えやすくなる。
そうすると、今度は自分も誰かに紹介されるという連鎖が起こる。
アメリカでは、初対面の人たちが集まる場が頻繁にある。
紹介し合うことがマナーになっているので、すごく盛り上がる。
これが人脈を築く最強の方法で、結果として、自分に大きく戻ってくるのだ。
人と人をつなげるのは、最強のリーダーシップなのだ。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)