米オープンAIは非営利組織から営利企業への転換を計画している。そうした中、大幅な人事異動が行われており、25日にはミラ・ムラティ最高技術責任者(CTO)の退任を発表した。営利企業への移行は、「チャットGPT」を開発した同社にとって大きな転換となる。オープンAIは、人類のために高度な人工知能(AI)技術を自由に開発することを目指して設立されたが、現在は消費者や企業に製品を販売するスタートアップ企業に変貌している。事情に詳しい複数の関係者によると、オープンAIは公益法人となり、社会的利益を追求し、持続可能な方法で運営されることになるという。計画では、オープンAIの非営利部門とサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が営利企業となった同社の株式を所有することとなる。アルトマン氏はこれまでオープンAIの株式を所有していない。