「怒りの歪み」
「嫉妬の歪み」
「自己愛の歪み」
「所有欲の歪み」
「判断の歪み」
人の行動を支配しコントロールしているのは情動と理性です。その中で特に歪みが生じやすく、その歪みが人の行動に大きな影響を与え、歪んだ幸せにつながってしまう5つの要素を取り上げました。これらは重複して生じることもありますし、単独で生じる場合もあります。
例えば、特に才能のない人が、“自分には特別な才能があるので他者から認められたい、ずば抜けた報酬も欲しい、と異常なほど強く思っている”とします。この場合、認められ、ずば抜けた報酬を得ることがその人の幸せの1つの形と言えるでしょう。
しかし、もしそれが上手くいかないと、
・自分には特別な才能があるはずなのに他者は分かってくれない、と強い怒りを感じる
・自分より認められている人に酷く嫉妬する
・ずば抜けた報酬を得るために他者に何度もアピールする
・他者が成功できないよう執拗に妨害する
といったことにつながるかもしれません。