探偵社に
苦情を入れる場合

(2)警察への相談と被害届の提出

 ストーカー行為が明らかになった時点で、すぐに警察に相談することが重要です。『ストーカー規制法』という法律があり、この法律に基づいて警察は適切な対策を取ってくれます。

 まずは、警察に相談し、ストーカー行為をやめさせるための警告を発してもらうことが可能です。警察の警告を受けることでストーカー行為をやめることがあります。

(3)探偵社への苦情や通報

 ストーカー化した探偵が所属する探偵事務所に対して、正式な苦情を申し立てることも有効です。

 探偵業は「探偵業法」に基づいて運営されており、違法行為や倫理に反する行動を取った探偵は業務停止や罰則を受ける可能性があります。

 公安委員会に対して探偵の不正行為を通報することで、場合によっては探偵業者の営業許可が取り消されることもあります。

 また、業界団体に加盟している探偵事務所であれば、団体を通じた調査や処分が行われることも期待できます。

(4)住所や連絡先の変更

 ストーカー化した探偵がしつこく付きまとう場合、電話番号やメールアドレス、SNSの変更も効果的です。SNSでの活動を非公開にしたり、アカウントを削除したりすることで、オンライン上でのストーカーを防ぐことができます。

 物理的な接触を断ち切るためには、引っ越すことはストーカー行為を根本から防ぐ方法です。生活基盤が変わることはかなりのリスクがありますが、生活自体が脅かされるリスクが上回る場合はやむを得ない選択になります。