代替エネルギーが爆発している――実際に。リチウム電池が原因の火災が、幹線道路や工場、民家のガレージ、倉庫で発生している。こうした火災の増加は、「グリーン」エネルギーの活用を強制的に進めようとする政府の取り組みが原因だ。リチウム電池はエネルギー密度が高く、電話や携帯機器の電源として有用だ。しかし発火すれば、高熱で燃え、爆発することさえある。そのため航空会社は、預け入れ荷物の中にリチウム電池を入れることを禁止している。韓国・華城市にある電池製造工場で6月24日、火災が発生して爆発が起き、22人の従業員が死亡した。そのほとんどが電池の燃焼で放出された有毒ガスを吸い込んで亡くなったと専門家らは分析している。