無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう!

儲けすぎ注意! 富裕層が必ずもらってる「正真正銘の不労所得」Photo: Adobe Stock

「正真正銘の不労所得」とは何?

 銀行員だった頃、富裕層の知られざる共通点に気づき、人生が一変しました。追証で破産仕掛けた私は、藁にもすがる思いで真似しました。すると、たった5年で、数千万円の借金を返済し、数億円の資産を築くことができたのです。

 お金のプロである銀行員だからできた、のではありません。その証拠に、私を真似した人は、職業や年齢・性別に関係なく、誰もがうまくいっています。

 調べてわかったのですが、古今東西のあらゆる富裕層が、同じひと工夫をしていたのでした。ひと工夫とは、「正真正銘の不労所得」を手に入れることです。

 不労所得と聞くと、配当金や家賃収入、本や音楽の印税などを思い浮かべるかもしれませんが、いずれも「正真正銘の不労所得」ではありません。なぜなら必ず最初に、時間と労力がかかっているからです。株も不動産も、勉強して試行錯誤しなければ儲けられません。執筆や作曲にかかる時間と労力も、半端ありません。収益化された後半しか見ていないから、不労所得に見えるだけ。不労所得だと思っていた収入には、勤労所得なみの手間暇がかかっていたのです。

 では、「正真正銘の不労所得」とは何なのか?

 それは、労力や時間をかけずに、一手間だけでお金がもらえるもの。当てはまるのは「節税」のみです。

節税を知らないせいで、97%の日本人が損をしている

 節税といっても、iDeCoやふるさと納税、住宅ローン減税のような、ちっぽけな節税ではありません。

 私がお伝えしたいのは、生涯で数千万~数億円の差がつく節税です。今も昔も、洋の東西を問わずに、富裕層が例外なく活用してきた「資産形成の定石」の話をしています。

 結論からお伝えしましょう。資産形成の定石とは「法人化」です。起業家になれという意味ではありません。サラリーマンのままで、形のうえで家族を法人化するだけのこと。3時間と7万円あれば、誰にでもできます。

 法人化してもすぐには儲からないとか、7万円の法人住民税や税理士代がかかるという理由で、97%の人はハナから敬遠します。

 目先のわずかなお金を惜しんで損したり儲け損なう人を、「一文惜しみの百知らず」というそうです。私も昔はサラリーマン根性ムキダシでしたので、その中の一人でした。

 でも、破産仕掛けた私にもできましたし、この10年でセミナーを受講された6千数百名も成果をあげているので、再現性と効力は証明済です。

 だからこそ、老婆心から厳しいことを言わせていただきます。敬遠する人があげた理由はすべて、節税や法人の知識が欠けた人にありがちな短絡思考の産物です。本を読めばすべて解消できるのに、幸運の女神の前髪をつかみそこねるなんて、本当にもったいないと思います。

富裕層は、例外なく家族を法人化している

 日本には、1億円超の富裕層が約150万世帯います。総世帯数が約5400万なので、3%が富裕層だということ。彼らは例外なく、家族を法人化しています。

 30年近くメガバンクにいて、私は数千件の法人融資をこなし、一部上場企業のオーナーを始めとする数多くの資産家から学んできました。その過程でわかったことは、彼らにとって法人とは、金のなる木であると同時に節税装置だということ。会社四季報を見るとわかりますが、株主の上位には創業家の資産管理会社が名を連ねています。日本には法人が約200万社ありますが、富裕層の150万世帯と重なっているのでしょう。

 私が銀行員時代にお付き合いした資産家には、給料だけで富を築いた人が一人もいませんでした。面白いことに、お金のプロである銀行員にさえ、給料だけで富裕層になった人は一人もいませんでした。

富裕層に仲間入りするための最初の一手はこれ!

 当たり前ですが、税理士や経営者でもない限り、節税や法人のことなど、わかるわけありません。だからといって、各分野の専門書を一から紐解くのも骨が折れます。それゆえ「一文惜しみの百知らず」は別として、賢い人は、節税や法人をやさしく解説した副業の入門書を読むのが手っ取り早いと気づきます。

 たとえば、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』を読めば、霧が晴れたように視界が広がるでしょう。余裕があれば『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』を読むだけで、本業か副業かを問わず、最適な天職が見つかります。

 良心的な入門書はたくさんありますので、自分を信じて学んでください。最初の一歩は、最低限の知識を身につけることから始まるのです。

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。