カナダの永住権発行には
高い言語能力が必須!
移民大国カナダでは近年、年間40万人に永住権が発行されている。だが、永住権の発行には審査があり、取得に苦労する日本人も少なくないようだ。
永住権の代理申請などを請け負うQLSeeker社によると、2015年からはじまった移民の申請手続きでは、カナダ移住の希望者は、年齢、職歴、学歴、言語能力、雇用主からのジョブオファーなどを記入してエントリーする。こうした情報をもとに、点数がつけられ、高得点の希望者が永住権を取れる仕組みだ。
多くの日本人が苦戦するのは、言語能力だ。ほかの項目と合わせて総合的に判断されるものの、かなり高いレベルが求められており、日常会話が問題なくできる人でも苦労するケースがあるようだ。同社の移民コンサルタントの上原敏靖氏によると、英語検定試験IELTSのジェネラル・トレーニング・モジュールで、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4分野において、各分野で最高スコアコラム(「スコア」の誤りでしょうか?編集部より)9.0に対し7.0以上(リスニングは8.0以上)を目指すように勧めているという。