(1)自己肯定感が低い

 当時の私は、自分自身を価値ある存在と感じることがありませんでした。ですから、自分のことを相手に知ってもらうことに抵抗を感じていました。

「自分なんて……」という感情が先立ってしまい、自己開示をすることに尻込みしていたことを思い出します。

(2)過去の体験から目立たないようにしたい

 学生時代に仲間はずれにされたり、いじめられたり、傷つけられたりした経験がありました。ですから目立たないように自分のことを極力見せないようにしていました。

(3)評価がこわい

 私は優等生でしたから、「あいつはしっかりしている」と思われたいという気持ちが強くありました。自分のネガティブな部分を見せることは「弱さ」だととらえていたことも大きいです。

「おまえは心が弱いやつだな」「情けないやつだな」と言われてショックだった経験がありました。弱さをみせたことで、からかわれたり、扱いが悪くなったり、怒られたりしたりした経験の影響が大きいです。

 では、どうしたらもっと自己開示ができるようになるでしょう?