米民主党の関係者は、カマラ・ハリス副大統領が「青い壁」と呼ばれる3州、特にミシガン州で労働者階級の支持を固め切れていないことに懸念を強めている。ドナルド・トランプ前大統領は、コスト高や製造業、米経済への中国の脅威に焦点を当てたメッセージで、労働組合員や非大卒の白人有権者に熱心に支持を訴えてきた。ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事ら民主党の有力者はハリス氏がもっと明確な経済政策の発信をすることを望んでおり、すでにそうした懸念をハリス陣営に伝えている。事情に詳しい複数の人物が明らかにした。ミシガン州での選挙活動により多くの時間を割くことも求めているという。