青山学院大学の就活事情

 就職活動のやり方ひとつで明暗が分かれやすいポジションだけに、みんなわりと熱心。「有名企業も狙えるが、プラスαが必要」(経営学部生)ということもわかっているので、就職で有利になりそうな資格取得をめざす人も、年々増えている。

「立地は申し分なく、就職活動に有利」なのは確か。他のミッション系大学と同様、全体的に男子よりも女子のほうが就活状況は良い傾向がある。業界別では「青学生はおしゃれ」と思われているせいか、アパレル業界に強いとも言われている。

「欧米志向が強い」「英語が得意」というイメージもあるので、外資系の会社や海外勤務採用の就職には、それなりに強い。客室乗務員になる人も伝統的に多い。

 人事担当者から「育ちがよさそうな反面、ストレス耐性がなさそう」という目で見られることも多いので、そのような現実と戦う必要もある。法、経済、経営の学部には、公務員志望の学生が多い。さめた目で「己の限界」を知っている学生が多く、根は堅実だったりするので、何とか収まるところに収まっていく。