社外取バブル2025最新版 「10850人」の全序列#3Photo:JIJI

上場企業の社外取締役に、アナウンサーやスポーツ選手、芸能人らが就任するケースが目立っている。そのたびにニュースとなり、耳目を引くが、実際にどのぐらいの報酬を受け取っているのか。ダイヤモンド編集部が主な「タレント社外取」をピックアップし、34人の実名と報酬リストをまとめた。特集『社外取バブル2025最新版 「10850人」の全序列』の#3では、報酬額の高い順に34人の顔触れを見ていく。年俸4377万円の元アナウンサーとは。(ダイヤモンド編集部 宮井貴之)

ABCマートが榎本加奈子氏を起用へ
タレント社外取の実名・報酬額を公開

 取締役の多様化に加え、企業の広告塔にもなるということもあり、アナウンサーやスポーツ選手、タレントなどが社外取締役に就くことが定着しつつある。直近では、4月下旬に「ABCマート」を運営するエービーシー・マートが、社外取締役に元タレントの榎本加奈子氏(44)とモデルの畑野ひろ子氏(49)を起用すると発表し、世間の注目を集めた。

 ではタレント社外取は幾らの報酬を得ているのだろうか。ダイヤモンド編集部では、1万0850人いる社外取(2023年12月期~24年11月期の有価証券報告書記載ベース)をチェックし、有名人34人の名前をピックアップした。

 タレント社外取で最も高額な役員報酬を受け取っているのは誰なのか。次ページでは、34人のうち報酬額が多かった10人をまず見ていく。