明るく挨拶から
まずは初めてみる

 まず最初に、相手をよく観察することから始めましょう。緊張につながる不安や恐れというのは、当の相手のことがわからないほど強く感じられますので、苦手だからと見ないようにしていると、ますますわからない部分が増え、苦手意識が募るのは当然です。

 自分は、その人のどこを苦手と感じるのか?過去に苦手だった人との共通点はあるのだろうか?周囲でその人を苦手としていない人は、どんな風にその人と接しているのか?苦手にしていない人に、その人の良いところ、魅力などを聞いてみるのも参考になるかと思います。こうやって分析をしていくにつれ、不安や恐れ、苦手意識が小さくなれば第1段階クリアです。

 このようにして精神的ハードルが少しでも下がったら、最初は明るく挨拶することから始めてみて下さい。この“挨拶作戦”、実は現役時代に夫が指導者に対して行い、大きな成果を挙げたようで、以来見習っています。

 自分が苦手だと思っていると、その負のオーラは相手にも伝わって、相手もそう思っている可能性大です。もっとネガティブな人なら「この人は自分を嫌いに違いない」と決めてかかっているかもしれません。