再生単価の評価基準とは?

これはYouTube側が、どういった動画を評価するかによって左右される。

というのも、YouTubeでは、「視聴者の属性」「広告によって視聴者が商品やサービスを購入する期待値」で、再生単価の評価基準は変わってくるからだ。

具体的には、ある程度お金に余裕のある40代の会社員などの視聴者が多いのであれば、広告商品の購入可能性が高くなり、再生単価は高くなる傾向にある。

気をつけたいポイント

ただ、ここで気をつけてほしいのは、これらの要素はあくまで傾向であり、厳密にYouTube側から公開されている基準などではないということだ。

先ほどの表に戻ると、チャンネルAが若者向けで、動画の尺が短め。再生回数は増えやすいものの、1再生当たりの単価はやや低めだ。

こうしたチャンネルは開設後の登録者数の伸びが早く、認知度が高まりやすい傾向にある。

どのようにマネタイズ(収益化)するか

一方、チャンネルBは大人向けで、動画の尺が長め。そのため1再生当たりの単価は高めになる傾向にある。

リピーター的なコアなファンが多いものの、動画のボリュームが大きいため、新規視聴されづらい面があり、登録者数の伸びは遅い傾向にある。

このようにチャンネルの特性によって、どのようにマネタイズ(収益化)するかは大きく異なってくる。データ的な側面からも、自分のチャンネルの視聴者と相性がいい発信の仕方を考えていくことが重要だ。

※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。