女子御三家の女子学院に合格し、2024年春から中学校生活をスタートした白川家。自宅に伺って、難関中高一貫校に合格するまでの道のりを語ってもらった。娘が365日変わらず学習を継続できた秘訣は、父親が毎朝作る「やることリスト」のおかげだったという。(取材・文/ダイヤモンド・ライフ編集部 撮影/平松唯加子)
中学受験を視野に入れて
小学校受験で洗足学園に
「淡々と取り組んだというのが一番しっくりくる言葉ですね」と、母親の泰子さんは娘の中学受験を振り返る。遍さんの小学校入学時から「中学受験をする」という明確なビジョンを持っていた白川家。この春、第1志望の女子学院に合格を果たした。
小学校受験をして洗足学園に入学したのは「吸収力のあるうちに娘の学力を伸ばしたい」という父親の哲さんの考えからだ。
「洗足学園は内部進学の道もありますが、学校は外部受験も推奨しているのでわが家には合っていると思って。同級生たちもほとんど中学受験を目指していて、良い環境でした」
サピックスには小学3年の1月から通い始めた。家庭では小学校受験のときに始めた「朝学習」を継続。毎朝6時20分から1時間弱、リビングのテーブルで勉強に取り組む。「時間は多少前後しましたが、この習慣はずっと変わりませんでしたね」(泰子さん)
娘が塾に通い始めてから程なくして、父にも「朝の習慣」ができた。教授を務める歯科衛生士を養成する大学に出勤する前「やることリスト」を作成することだ。