仕事はオープンにする

 対して、一緒に仕事をしていて助かる人は、進捗をオープンにすることで、まわりの人のストレスを軽減します。さらに、「気になること」、「チェックしてほしいところ」なども伝えることで、チーム全体の認識をそろえていくようなこともするのです。

 一緒に働く人はスケジュールも見えますし、クオリティの確認もできます。仮にスケジュールが遅れていたりすれば事前に把握ができるので対策も打ちやすく、まさにいいことづくしでしょう。

 かくいう私も、かつては仕事を抱え込んでしまうタイプで、まわりの人にはたくさん迷惑をかけました。私としても迷惑をかけたいとはまったく思っておらず、抱えてしまう理由は「中途半端なものを見せてはいけないのではないか」という思いからでした。

 ですが、それは完全に間違いで、「中途半端に見えるものを他人の力を借りながら仕上げていく」のが本当の仕事です。

 もし、私のように「途中のものを見せるなんて失礼だ」と思ってしまう人がいたら、考え方をあらためましょう。仕事はまわりに見せてナンボです。

 些細なことですが、これだけでまわりの信頼も、皆さんの仕事のクオリティも上がっていきますので、頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。