【テレビやSNSで大人気】今どきのママパパに圧倒的に支持されているカリスマ保育士・てぃ先生の子育てアドバイス本第3弾『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』ができました!
テレビやSNSで大人気、今どきのママパパに圧倒的に支持されている現役保育士・てぃ先生。そんなてぃ先生のSNSには、毎日膨大な数の悩みや相談が届くといいます。
本連載では、そんなママパパたちに向けて、正論だけではない、すぐに使えるリアルな回答をお伝えしていきます。
【みんなの悩み】約束を守れるようにするには?
「お約束だからね。静かにしようね」と言っても全然守れません。きちんと守ってもらうにはどうしたらいいですか?
【てぃ先生の答え】守れなかったときに叱るより「守っている状態」を認めたほうが効果的!
子どもが約束を破ってしまったとき、大人はそのことをとがめて叱ることが多いと思います。
でも「約束を破ったら叱る」よりも「約束を守っている状態を認める」ほうが、子どもは約束が守れるようになります。
「こら!」よりも「できてるね!」で約束が定着する
「ここでは静かにしようね」という約束なら、静かにできなかったとき「こら! 静かにする約束でしょ!」と叱るより、ほんの少しの間であっても静かにできている姿があったら、「お、ちゃんと小さな声でお話しできてるね!」と、そのよい姿勢を認めるんです。認めてもらえたらうれしいし、約束を思い出して「これでいいんだな」と再確認できます。
そうすれば、「こら!」なんて叱るよりもはるかに、自分から正しい行動へ立ち返ることができます。
毎回叱られていると、“叱られないと直らない”ようになってしまう可能性も出てきます。
それ、本当に「約束」?
でもその前にママパパに確認してほしいのは、その「約束」は「命令」になっていないかということです。
「約束」というのは、本来、両者が納得してお互いに守ろうとするものですよね。その子が守れそうもないことを無理にやらせようとするのは「命令」ですし、それを守れないからと叱るのは、子どもにとっては理不尽な状況です。余計に約束を守る気がなくなってしまいますよね。
絶対に守れるハードルの低い約束からはじめる
約束を守れる子にしたいと思うのであれば、絶対に守れるハードルの低いお約束からはじめて、「お約束守れたね」とほめてもらえる経験を少しずつ積み重ねていき、「僕はお約束を守れるんだ!」という自信につなげていくことが大切なポイントです。いきなり高い山は登れません。まずは丘を歩くことからはじめるイメージで。
自信をもって生きる力が育まれる
そうしたらようやく、ちょっと難しいかなという約束にも挑戦できるようになりますし、自分から「約束!」なんて言ってくれることも増えてきます。自分から言った約束を守ることができたら、それは子どもにとってさらなる成長になりますね。
本原稿は、てぃ先生著『子どもにもっと伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てのみんなの悩み、お助け中!』からの抜粋です。この本では、子育てがラクになって、親子とも幸せになるテクニックを紹介しています。