【YouTube総再生回数60億突破】知る人ぞ知る凄腕クリエイターが初めて明かす「圧倒的な企画力」のすべて。企画・マーケティング・クリエイター・営業職 必読のトップYouTube作家&マーケッター、初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)は、企画に悩む、すべての人に向けてノウハウを初公開している。クリエイティブな仕事の全体像を俯瞰しつつ「見えない条件文」「企画発想技12選」「構成は木」「データとの向き合い方」など、わかりやすく解説。とっつきやすい「お題」も出題され、実演しながら学べる構成にもなっており、学びになるコンテンツが満載だ。現在、約30チャンネルへ企画提供をしており、有名企業のコンサルティングやアドバイザーなどを行っている著者が、そのノウハウをPDCA(計画・実行・評価・改善)式にわかりやすく解説した本書から、一部を抜粋・編集したものをお送りする。
なじみがない分野の企画
すのはら:自分にはなじみがない分野の商品やサービスについて、企画をつくらなければならないことも多いです。
たけち まるぽこ(以下、たけち):僕は「野球」について詳しくはないですけど、もしこういう依頼がきたとしたら、まず依頼主である選手のことを知るために、球場まで試合を観戦しに行くでしょうね。
普通に楽しそうですし。
ネットだけでなく実際に体感
すのはら:場合によってはインターネットでほぼリサーチできることもあるとは思いますが、実際に接触して体感すれば、シンプルに理解が進みますからね。
たけち:以前、「狩猟」の企画をつくることになったとき、猟師さんに同行して、山で鹿狩りの現場を観察したことがありました。
狩猟自体の参考になったのはもちろん、命に対する捉え方も変わったんです。
必死に助かろうともがき苦しむ鹿の姿はとても哀しく、残酷なものに映りましたが、狩猟とは、命をいただくとは、こういうことであり、そのうえでジビエ(狩猟で得た野生鳥獣の食肉を意味する言葉)や食が成り立っているんだ、と。
企画の解像度を高める
たけち:銃で撃たれた鹿の呼吸が、だんだんとゆっくりになり、やがて絶命すると、さっきまで感じていた残酷さが、急激に薄まったんです。鹿の命が絶たれた途端、肉体という「器」として認識するようになり、解体作業のときには、冷静に見つめていたんです。
死ぬ前と死んだ後で感じた感情の差分が、「命の重み」なのかなと感じました。
すのはら:貴重な体験ですね。そういった実体験は、企画の解像度を高める側面もあります。
※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。