プレッシャーに強い人の特徴

 対して、プレッシャーに強い人は、やることをシンプルに考えます。たとえば先ほどの舞台の例で言うと、「アドリブはなしでテンポさえ守れればOK」とハードルを低く設定するのです。そうすることで、大舞台でもやるべきことがシンプルになり、実力を発揮しやすくなります。

 加えて、その小さなハードルを超えることができたら、「もっといけるかも」と自分に自信が持てるようになっていき、少しずつハードルを上げていけるのです。

 つまりは、いきなり複数のことをやるのではなく、はじめはシンプルなことだけに集中するのです。

 よく、売れる芸人が舞台に立つときに言うのは「最初のひと笑い」をとることだけに専念するということです。最初に笑いが取れれば、気が楽になって客席を見れる余裕も生まれます。

 いかがでしょうか。お笑いの話がメインになってしまいましたが、これはビジネスでも同じかと思います。どんな仕事でもやることが増えれば増えるほど、プレッシャーはかかります。そんなときこそシンプルに考えましょう。

 意識だけで実践できることですので、頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。