「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!

【認知症予防対策】脳の掃除機能がMAXで働く「寝る前の行動指針ベスト3」Photo: Adobe Stock

あなたの睡眠、大丈夫?睡眠の質を上げる3つの秘訣

 私たちの生活に欠かせない「睡眠」ですが、睡眠の質が私たちの脳の健康に大きな影響を与えることがわかっています。

 特に、質のいい睡眠が認知症予防において重要です。睡眠が深く、十分であると脳がしっかり休まり、回復するからです。逆に、睡眠の質が低下すると、脳のダメージが蓄積し、認知症のリスクが高まる可能性があります。まずは、あなたの睡眠をチェックしてみましょう。

・朝起きたとき、疲れが残っていると感じることが多い
・日中、眠気に襲われることがある
・夜中に何度も目が覚めてしまうことがある
・寝る直前までスマホやテレビを見ている
・日中の運動量が少ない
・食事時間が不規則だ
・夕方以降によくカフェインをとる

 一つでも当てはまった人は、睡眠の質が低い可能性があります。ご自身の睡眠環境を見直してみましょう。

 なぜ、睡眠と認知症が関係があるのか?

 脳は、私たちが眠っている間に「掃除」をしています。日中に蓄積された老廃物や毒素を取り除き、ダメージを修復しています。その中には、「アミロイドβ」という物質があります。これは、脳の神経細胞の間に溜まるタンパク質の一種で、増えすぎると認知症の一因になると考えられています。

 質のいい睡眠をとることで、アミロイドβが効率的に取り除かれるのですが、睡眠の質が低かったり、短かったりすると、脳の掃除機能が十分に働かず、アミロイドβが蓄積してしまいます。その結果、脳の働きが低下し、20年後、30年後の認知症リスクが高まるのです。ですから、以下の3つのポイントに気をつけましょう

1.寝る前の「テレビ・スマホ断ち」

 スマホやタブレットは、ブルーライトという光を発しており、この光が脳を刺激してしまいます。特に就寝前に使用すると、脳が「まだ昼間だ」と勘違いし、眠りに必要なホルモンが十分に分泌されません。まずは、寝室にテレビやスマホ、タブレットを持ち込まないところから意識してみましょう。

2.リラックスできる夜のルーティン

 質のいい睡眠には、リラックスした状態で眠りにつくことが大切です。たとえば、入浴や軽いストレッチ、アロマテラピーなど、心と体が落ち着く方法を取り入れると効果的です。寝る前5分間だけでも、ストレッチしてみましょう。

3.日中の適度な運動で体内時計を整える

 日中に体を動かすことで、体内時計がリセットされ、夜になると自然に眠気が訪れるようになります。特に、ウォーキングやヨガなどの軽い運動は脳にもポジティブな影響を与え、深い眠りを促します。あえて運動の時間を取らなくても、ひと駅分歩いてみるなど、日常で運動を置き換えられるように意識してみましょう。

 睡眠は、脳の健康を守るために欠かせない大切な時間です。睡眠の質を改善することは、認知症予防にもつながる一歩となります。

 日常の中で意識できる認知症予防に、脳トレもオススメです。『1分間瞬読ドリル』は、1問1秒という制限時間付きの脳トレです。この制限時間付きというポイントが、脳を活性化させる秘訣。ゆっくり考えると、誰しもできる問題を、1問1秒という制限時間内に考えることで、脳が最大限に活性化します。気軽に始められる認知症予防として、ぜひ活用してみてくださいね。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。