奇跡は自分のなかにある、だから生まれ変わりさえすれば、きっと人生の逆転劇を起こせるに違いない――。「やればできる!」と思考が変わる話題のベストセラーが日本に上陸。31歳、一度は人生をあきらめた著者が再起できたのは、古今東西の成功者たちが持つ「6つのマインド」にあった。3000冊を超える本を読み、抽出された「プラス思考」「決断力」「切実さ」「愚直さ」「謙虚さ」「根気」を武器に、一度しかない人生、「なりたい自分」になる方法を1冊に凝縮。新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から「自分ならできる」と信じられるノウハウを紹介する。
努力を続けて未来を準備する
「ママがいつも言っていた。人生はチョコレートの箱のようなもの、何が入っているのか、開けてみるまでわからないって」
映画『フォレスト・ガンプ』の主人公の言葉のように、人生は最後までわかりません。チョコレートの箱を開けて食べてみるまでどんな味かわからないように、人生も自分が経験しない限り、どんな結果になるのかわからないのです。
しかし、人生が不確実だからといって、何もしなければ、本当に何もできなくなります。
努力を続けて未来を準備する者だけが、訪れるチャンスをつかみ取れるのです。チャンスは準備した者だけにやってくるものです。目標に向かって前向きに進む者にとって、試練はむしろ幸運のきっかけとなるのです。
将軍の話を聞き終えた王はこう言った。
「将軍は最も重要な理由を忘れておるようだ」
首をかしげる将軍に、王は続けた。
「将軍がこの戦争に勝利できると信じていなかったからだ」
(本記事は、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から抜粋、一部編集したものです)