1日30分以上ビジネス書を読む人の割合は、前者が88%に達しているのに対し、後者はわずか2%だったのです。そして、ビジネス総合誌「PRESIDENT」の調査によると、日本の20代、30代の一般的な人が1年に3冊しか本を読まないのに対し、30代で年収3000万円以上の人は月に3冊、つまり1年に36冊も本を読んでいるそうです。

 このことから見ても、日本人は自己研鑽をする人が非常に少ないということが言えると思います。自己研鑽をしていない人が良い転職ができるとは思えません。

 転職を成功させたいならば、今自分が働いている企業以外でも求められるスキルを身につけておく必要があります。日頃から転職を視野に入れて、自己研鑽を積んでください。そうでないなら、あなたがいる場でしか求められないかもしれません。アメリカ人は、日本人の倍以上転職を経験する機会が多いので、その分、自己研鑽を積むのが当たり前になっています。

外資企業の採用面接では
スキルだけを見てはいない

 あなたが、もし外資系の企業や伸びているベンチャー企業に転職したいと考えている場合、どういったことに気をつけるべきでしょうか。もちろん外資では日本流の経営などはしていませんから、日本流の考え方は捨て去らなければいけませんが、だからといって外資系の採用担当者があなたのスキルだけを見るかといえば、そうではありません。