と述べています。ちなみに全企業の99.7%以上が中小企業です。世襲社長にはケチなオーナーも多く、中には安い賃金で長時間働かせ、パワハラをするオーナーもいるようです。前掲書では続けて、

 一般論ですが、「起業社長」「プロ経営者」の会社は、「サラリーマン社長」「世襲社長」の会社に比べるとリスクをとってハイリターンを狙う、ゆえに成長も高めのところが多い。

 と述べています。また、「起業社長」「プロ経営者」は、ビジョンを持っている社長が多いと思います。社長のタイプというのも転職先の参考になるでしょう。

転職を成功させるには
自己研鑽を積むことも必要

 もう1つ、転職に際して念頭に置いていただきたいのは、「他社でも使えるスキルを身につけるために日頃から自己研鑽をしておく」ことです。

 日本人のビジネスパーソンは、アメリカのビジネスパーソンに比べて、自己研鑽をしている人が本当に少ないです。

「Business Management degree」によれば、大富豪を含む富裕層(純金融資産1億円以上)と年収300万円以下のビジネスパーソンの読書量には、大きな差があることがわかっています。