私もこれまでに転職者の最終採用面接をしていましたが、その際に特に重視したのは以下の3つの項目でした。1位が「情熱」、2位が「人柄」、3位が「能力」です。これらの項目は、上から順番に重視していました。つまり、能力は3番目だったのです。

 どれほど能力が高くて、人柄が素晴らしくても、情熱なき者には目標を達成したり、何かを成し遂げたりすることはできません。ですから、情熱を感じられない人は採用していませんでした。

 そして、情熱があって、能力が高くても、人柄が悪く敵が多いとチームワークが上手く機能せずに目標達成ができないことがあります。

 というわけで、私は必ずリファレンスを確認し、能力そのものよりも、情熱と人柄を特に重視して採用を決めていました。外資が「完全成果主義」だからといって、能力だけを見られると思ったら大間違いなのです。

 これも念頭に入れておいてください。

 人生は100年です。しかし、政府は年金制度の崩壊を危惧してNISA枠を増やしました。給与のよい会社で働き、自分の資産を貯める必要があります。そのためにも、あなたの転職が、あなたのさらなる飛躍につながるよう祈っています。