予約や問い合わせを
あえて電話でやってみよう

 まずは家族や気心の知れた友人に電話を鳴らしてもらいます。着信音が鳴ったら、電話に出る。最初は出るだけ。すぐ切ってかまいません。鳴ったら出てすぐ切る。鳴ったら出てすぐ切る。

 着信音に慣れてきたら、次は電話に出たあと、ひと言言って切ります。「もしもし」でも「こんにちは」でもかまいません。それにも慣れたら、少し電話で話してみます。そうやって少しずつ段階的にできるハードルを上げていくのです。

 その方法が難しければ、新規の美容室やレストランに問い合わせの電話をしてみるのもいいでしょう。万一、電話で何か失敗しても、そこには行かなければいいだけなので、気が楽です。

 コールセンターや電話相談窓口に電話してみるのもいいでしょう。今はメールやチャットで問い合わせができますが、そこをあえて電話してみるのです。コールセンターや電話相談窓口は丁寧に応対してくれるので、やりやすいと思います。

「少しお待ちください」と言われたときには、「ではかけ直していただけますか」と一度電話を切って、向こうからかけてきてもらうのも練習になります。

 電話が苦手な人は、自分に電話がかかってくること自体、少ないと思うので、なるべく人からかけてもらうような状況をつくりましょう。