子どもの宿題のために会社のプリンターを使ったり、ズームの全体ビデオ会議中にフェイスブックで「マーケットプレイス」を閲覧したりしたことはないだろうか。警告しておこう。雇用主はあなたの行動を厳しく監視しているかもしれない。大手企業は効率性を追求し、社員特典の悪用に目を光らせている。一見ささいな違反行為であっても、会社の規則に照らせば解雇につながる可能性がある。「新たな管理方法の要請が多数寄せられている」。企業のクレジットカード口座を管理し、不正利用を監視するペイホークの米国担当ディレクター、ケイティー・マキロップ氏はそう話す。顧客企業はペイホークに対し、法人カードを使用できる時間と場所を制限するよう求めている。例えば、ある企業は昼食手当としてのカード利用について、平日の午前11時から午後2時に限定し、メキシコ料理チェーンの「チポトレ」では使えるが、スーパーマーケットの「クローガー」では使用不可としている。ペイホークはクレジットカード大手のビザとマスターカードとの提携を通じて、従業員の支出をリアルタイムで企業の財務チームに通知し、疑わしい取引を即座にブロックできる機能を開発中だ。
ささいな社内規定違反で解雇も、監視強める企業
企業が厳格にルールを適用、主導権示し経費を管理
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