米半導体大手インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の突然の退任に伴い、暫定共同CEOを兼任することになったデビッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)が4日、就任以来初めて公の場で発言した。ゲルシンガー氏が打ち出した事業戦略を実行するにあたり、支出規律の重要性を強調した。ゲルシンガー氏は2日に退任したばかり。半導体受託生産(ファウンドリー)事業の構築に多額の投資を行うなど、苦境に立つインテルの再生をかけて約4年にわたりCEOを務めた。ジンスナー氏はUBS主催のテクノロジー会議で、「取締役会は中核戦略を維持する方針を明確にした」と述べた。同社は目下、恒久的なリーダーを探している。ただし、インテルは設備投資を厳しく精査中だとも指摘。2024年の投資額は250億ドル(約3兆8000億円)、25年は200億~230億ドルと見積もっているとし、「資本の投入方法について、はるかに慎重になっている」と話した。
インテルの新共同CEO、財務規律を強調
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