ドナルド・トランプ次期米大統領が国防長官に指名したピート・ヘグセス氏は5日、指名辞退を求める声を断固としてはねつけた。トランプ氏と複数の上院議員からの質問に答えたとし、不適切行為を巡る疑惑の圧力に屈することはないと述べた。ヘグセス氏はテレビカメラを指さしながら、「上院議員らの質問には全て答えるつもりだ。だが、これはメディアで裁かれるプロセスではない」と言明。「ドナルド・トランプ氏が望む限り、私はこの戦いに挑み、国防総省をあるべき姿に戻すため戦い続ける」と話した。上院では2025年、共和党が53対47で過半数議席を握ることになる。現時点でヘグセス氏の指名に反対を表明した共和党議員はいないものの、数人は疑念を抱いているとみられる。民主党議員全員が反対した場合、共和党票を3票以上失えば指名承認は得られない。賛成票と反対票が同数になった場合、JD・バンス次期副大統領が決定票を投じることになる。
米国防長官候補ヘグセス氏、トランプ氏に命運託す
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