「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。
締め切りギリギリで仕事をする
私自身もかつてはスケジュール管理が上手にできませんでした。
自分の予定は後回しにしてしまい、うまくTODOを消化できない経験も山のようにあります。
「これをやらなければ」と頭ではわかっていても、実行しようとすると難しいし、集中力が削がれ、やれることや、自分がやりたい別のことに手をつけてしまいがちです。
さらにPCで作業をしていると、SNSをちょこちょこ開いて確認したくなったり、YouTubeで気になる動画を流したくなるなど、集中力を乱す誘惑が溢れています。
そこで、「スケジュールどおりに仕事を進めたい」と思っている方への処方箋をお伝えします。
私自身も上司からアドバイスをもらい改善できた「強制的に生産性を高めるスケジューリングの方法」です。
人が最も生産性高く集中して物事を進められるのはどんなときでしょうか?
それはデッドライン(=絶対に遅れてはならない期限)が迫っているときです。
たとえば、あなたが高校生だとして、期末試験の朝「もう家を出ないと遅刻するギリギリの時間」に目が覚めたと想像してください。
おそらく、今までにないほどの速さで朝の準備を終わらせ、登校するでしょう。
期末試験に遅れたらせっかくの試験勉強が水の泡になってしまいます。
もしかすると単位を落とし、留年してしまう可能性もあるかもしれません。
一方で、普通の日の朝、いつもどおりの時間に目が覚めたらどうでしょうか。
特に慌てることもなく、ゆっくり時間をかけて準備をすると思います。
極めて当たり前の発想ですが、この「締め切り効果」を仕事に取り入れることで、圧倒的に時間当たりの生産性が高まります。
私の造語ですが、これをデッドラインスケジューリングと呼んでいます。
自分がどうしても作業をしなければならない最終の期限ギリギリに合わせて、自分の作業時間をスケジューリングするのです。
もちろん、もし間に合わない場合は迷惑をかけるため「劇薬」になります。
しかし、「絶対にこの時間で終わらせなければならない」というプレッシャーを自分に与え、最大の速度で仕事をすることに慣れるためには必要な仕組みとも言えます。
集中せざるを得ない環境を強制的につくることで、時間単位の生産性が高まり、スケジュールも守ることができるのです。
結果的に、自分の時間を増やすことにもつながります。
ぜひ、あなたもこのスケジュールのやり方を試してみてください。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)