頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。

仕事ができない人は「思いつきで話す」。仕事ができる人はどうする?Photo: Adobe Stock

「構造化」して伝える

ビジネスでは「構造化」して考えることが大切だと言われます。しかし、いきなり「構造化」しろと言われても、イメージするのは難しいと思います。

ここでは構造化することの大切さと、構造化の具体的なやり方をお伝えしていきます。

まずは簡単な例を見てみましょう。親から「買い物に行ってきてほしい」と言われたあなた。

何を買えばいいのか親に聞いたところ、次のように答えられました。

・構造化できていない例

「トマトと、イチゴと、水と、ナスと、キウイと、ニンジンと、あと牛乳も必要。
 それから、バナナと、あなたの好きなコーラも買ってきて」

いかがでしょうか?

あなたの頭の中は、下の図のようになっていると思います。

仕事ができない人は「思いつきで話す」。仕事ができる人はどうする?『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』より

これを構造化した場合、どのように変わるでしょうか?

・構造化できている例

「全部で9つ買ってきて。飲みものと果物と野菜ね。飲み物は、水と牛乳とコーラ。果物はイチゴとキウイとバナナ。野菜はトマトとナスとニンジン。よろしくね」

いかがでしょうか? これが構造化のイメージです。

仕事ができない人は「思いつきで話す」。仕事ができる人はどうする?『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』より

バラバラに商品を伝えるのではなく、カテゴリーで分けてから、具体的な商品を伝えることで、相手も頭の中で整理しながら聞くことができます。

まずは全体像を伝え、そこから具体的な事象に入っていくことが重要です。

この構造を利用することで、相手によりわかりやすく伝えることができます。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)