「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。
シングルタスクで仕事をする
コンサル時代、超優秀で仕事ができるAさんがいました。
彼は無駄な作業を削るだけではなく「作業単位でシングルタスク化する」ことを意識していました。
他の人はPCを使い「考えながら資料を作成する」というマルチタスクで仕事を進めていたのに対し、Aさんは「考える作業」、「確認する作業」、「作成する作業」ごとにシングルタスク化して、それぞれ集中して仕事を進めていたのです。
振り返ってみると、私たちは日々の仕事で、つい「ながら作業」をしてしまいます。
・オンライン会議に出ながら、別の作業をする。
・資料の中身を考える時間なのに、急に見栄えが気になってレイアウトを整える。
・作業中にメールやチャット、SNSなどをチェックしてしまう。
仕事が進まない人ほど、作業をマルチタスク化してしまう傾向があります。
それぞれの作業が「虫食い状態」になり、どれも完結しないままダラダラ仕事をしてしまう人も多いのではないでしょうか?
考える、つくる、書く、話す、聞くなど、仕事ではさまざまな作業があります。
そのとき、同時並行で仕事をこなすマルチタスクよりも、一つ一つの作業を明確に切り離して仕事をするシングルタスクのほうが集中でき、結果的に仕事も圧倒的に速く終わるのです。
TODOをシングルタスク化するコツは、「考える作業」、「探す作業」、「ただやる(単純)作業」などの「作業の性質」や、「頭の使い方」でTODOを分けることです。
たとえば、頭が冴えている午前中に「考える作業」を一気にやり、午後イチの眠くなってきた時間は「ただやる作業」をこなし、午後のMTGの時間の合間をぬって、「探す作業」をこなすなどの計画を立てることで、より集中的に作業が進められます。
TODOが思うように進まないという方は、ぜひ取り入れてみてください。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)