シリアを掌握した反政府勢力「シャーム解放機構(HTS、旧ヌスラ戦線)」のリーダー、ムハンマド・アル・ジャウラニ氏は16日、シリアの首都ダマスカスで外国人記者団と行った会見で、自分は同国を統一できる政治家であり、近隣諸国との関係についても責任を持って対応していくと述べた。普段の軍服からスーツ姿となった同氏は、バッシャール・アサド前大統領の失脚後の数日間で政権を掌握した新政府について、憲法の全面的見直しと制度改革のプロセスを開始する計画だと述べた。同氏はその一方、これらの実現には時間がかかるとしている。シリアはまだ混乱状態にあり、多くの国民は内戦で避難生活を強いられているため、選挙を実施する準備が整っていないと述べた。
シリア掌握したジャウラニ氏、改革約束するも「忍耐が必要」
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