イヤな上司とか苦手な人って必ずいますよね。皆さんも思い浮かべていただくと、1人や2人は顔が浮かんでくるのではないでしょうか。そんな苦手な人の人間関係がたった1つのことをするだけでよくなっていくとしたら知りたいと思いませんか? 話題の書籍『奇跡が起きる 毎朝1分日記』の著者、三宅裕之氏は、『どんな人からも「好かれる人」が(無意識に)やっているたった1つのことがある』と言います。本記事では、毎朝たった1分の行動で奇跡を起こす方法についてまとめられた『奇跡が起きる 毎朝1分日記』より、本文の一部を抜粋・再編集してお届けします。

どんな人からも「好かれる人」がやっているたった1つのことPhoto: Adobe Stock

相手を変える必要などない

 イヤな上司とか苦手な人を変えることはできないのですが、実は相手を変える必要など全くありません。大切なのは自分の認識を変え、相手と自分の人間関係を変えることです。

 あなたにとってイヤな上司がいるとします。実は、その上司が本当にイヤなやつかどうかはどうでもいいこと。上司とあなたの人間関係さえうまくいけば、「イヤな上司」ではなくなる。これはもう、あなたにとっては相手を変えたのと同じ効果です。

 あなたの周囲にいる、イヤな人や苦手な人との人間関係を根こそぎ改善する。今からご紹介するのは、そんな夢のような方法です。

苦手な人のいい点を10個書く

 お手元にメモかノートを用意してください。この連載で何度かお伝えしてきていますが、お勧めは、日記用のノートを準備すること。そして、朝の時間にここでご紹介する方法に取り組んでいただくことです。

 デジタルでなく手書きで書くことで情報量が増え、文字を書く行為そのものが気持ちをポジティブにし、潜在意識を活性化する効果があります。また、脳が最も活性化している朝に書くことで、前向きかつ高い集中力で取り組むことができます。毎朝1分の日記でできる内容をお伝えします。

 まず書き出していただくのは、「苦手に感じている人」。1人の名前を書いたら、その人について「いいところ」を書いていきます。目標は1人につきいいところを10個

 まずは、毎日のように会う人の中で、苦手だったり、嫌いだったりする人を想像しましょう。そして、今はあまり会わなくても、あなたが今でも苦手だったり、嫌いだったりする人も書き出します。前者にあたるのは職場の上司や同僚、取引先、ご近所さんなど、後者は離れて暮らす両親や兄弟姉妹、かつての上司や同級生などでしょうか。

 顔を合わせて会う人に限定しなくてもかまいません。仲間内のメッセージグループをいつもかき乱すメンバーや、職場にたびたびクレームの電話をかけてくる名も知らない顧客といった人たちも、「苦手な人」の有力候補です。在宅勤務が中心の方などは実際に人に会うことが少ないかもしれません。電話やメッセージでやりとりしたり、リモート会議をしたりする相手も「会っている」とカウントしていいと思います。過去にうまくいかなかった人も加えてかまいません。