美食の国スペインの「安くてうまい」を探せ!
4 食事代を節約するならバルへ!
美食の国スペインでは、食事も旅の醍醐味のひとつ。レストランでの食事は、前菜、メイン、デザートと、通常は2時間ほどかけてゆっくり楽しみます。予算はレストランにもよりますが、1人25~40ユーロが目安。またランチなら、15~20ユーロほどで日替わりセットメニュー(Menú del Día)が食べられます。
軽く食べたいときは、バルでボカディーリョ(バゲットにハムやオムレツなどを挟んだスペイン式サンドイッチ)がおすすめ。飲み物と合わせても6~10ユーロとリーズナブルです。このほか、タパス(小皿料理)やピンチョス(複数の食材を爪楊枝や串に刺したもの)を出すバルもたくさんあります。生ハムやオリーブから、ポテトサラダやマリネなどの冷菜、アヒージョやオムレツの温菜、レストラン顔負けの本格的な料理まで、いろいろな味を少しずつ楽しめるのが魅力。ただし、たくさん頼むとレストランより高くつくことがあるのでご注意を。
5 市場で手軽にスペイングルメを楽しむ
市場グルメにも注目。バルセロナのサン・ジュセップ市場では生鮮食品を中心に200店舗以上が並び、見て回るだけでも壮観ですが、生ハムやピンチョス、カットフルーツなどの食べ歩きも楽しめます。また、歴史ある市場をモダンに改装したマドリードのサン・ミゲル市場には、老舗や有名店が集結。シーフードや肉類をはじめスペイン各地から集められた高品質な食材、ミシュラン星付きシェフによるパエリャやアイスクリームなどを手軽に味わえるとあって、いつも観光客で大混雑しています。このほかにもバルセロナやマドリードには個性的な市場がたくさんあるので、お気に入りを見つけるのも楽しいですね。
6 スーパーマーケットは節約旅行の強い味方
スペインならではの食材やお菓子などが揃うスーパーは、プチプラみやげの宝庫。またおみやげを買うだけでなく、旅行中の食事やおやつを調達したりと、強い味方になってくれます。数あるスーパーのなかでも、編集室のおすすめはエル・コルテ・イングレスとメルカドーナ。エル・コルテ・イングレスは国内に約80店舗を構える百貨店グループで、洋服や化粧品、日用品などを扱うほか、通常は地下にスーパーがあります。またスペイン全土に1600店以上を展開するメルカドーナは、「低価格で高品質」がモットーで、地元スペイン人の圧倒的な支持を得ています。
旅行中に毎食レストランで食事すると、それなりの費用がかかるもの。ときにはスーパーで食料を買ってきて、ホテルでゆっくり食事を楽しんでみては? パックサラダ、量り売りの生ハムやチーズ、パエリャやオムレツなどの総菜、ワインがあれば立派なディナーになります。また朝食も、ホテルで食べるとブッフェで10~20ユーロほどかかりますが、スーパーで揃えれば安上がり。メルカドーナには焼きたてベーカリーやオレンジの生搾りジュースマシンがあり、これにヨーグルトやフルーツを足せば、充実した朝食になります。
URL:https://www.elcorteingles.es
■メルカドーナ Mercadona
URL:https://www.mercadona.es