シンプルに「君のことが好きなんだ」もいいけど…告白シーンで考える「相手に響く伝え方」【型は4つだけ】写真はイメージです Photo:PIXTA

とある会社員Iさん(20代男性)には、好意を寄せている女性がいます。口頭でもスマホで送るテキストでも、気持ちが伝われば何でも良いのですが、できればベストな方法を探りたいと考えています。今回は、相手に好意を伝えたい場合の「伝え型」の中から、4つを厳選して紹介します。果たして、Iさんの気持ちは彼女に伝わるのでしょうか?

本稿は、井手やすたか著『伝え方図鑑 当てはめるだけで「結果」が変わる!コミュニケーション・フレーム73』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

「相手に好意を伝えたい」

ケース:気になっている女性に好意を伝えたいIさん

 今回、紹介するさまざまな型は、とにかく日常生活での応用が効きやすい伝え方の技術だと思います。ビジネスだけでなく私生活でも役に立つシーンが多いと思うので、本稿では、「気になっている女性に好意を伝える」というシンプルなケースで考えていきたいと思います。

【状況】

 Iさんは、20代の男性、ごくふつうの会社員です。先日知り合った女性に、彼は好意を寄せています。その好意の伝え方として、最も効果的な言葉を探しています。伝え方は、口頭でも、スマホで送るテキストでも、伝われば何でも良し。いろいろ考えて、ベストを探りたいと彼は考えています。

 このお題、現実の世界で考えると、とてもハードルが高く難しいテーマに思えますが、そんな状況でも、今回紹介する「伝え型」たちは頼もしいヒントや答えをくれます。

 実際に、いろいろ当てはめて考えていきましょう。

49【「理由づけ」の型】

シンプルに「君のことが好きなんだ」もいいけど…告白シーンで考える「相手に響く伝え方」【型は4つだけ】49【「理由づけ」の型】
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 まずはこちら。「君のことが好きなんだ、なぜなら…」と伝えたあとにその理由まできちんと伝える。これは今回のケースに関しては、効果的というよりは、人としてそこまで伝えることがワンセットであるべきシチュエーションにも思えますが…なぜ好きかきちんと言葉にして伝えることで誠実な印象になると思います。

 なんとなく、と言われるよりも、好きになったきっかけや具体的に好きな部分を伝えてもらったほうが、相手にとってはうれしいかもしれませんね。