頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。

【知らぬ間に失礼】オンライン時代に「マナー違反」しない4つの心得Photo: Adobe Stock

基本的なビジネスマナーを守る

Z世代、オンライン化、SNS時代、働き方改革、○○ハラスメントなど、「令和時代」に共通するキーワードがいくつも生まれています。

特に顕著なのは「より働きやすい世の中」へ向かう時代の流れです。もちろん、それ自体は当然のことで、私もすばらしいことだと思っています。

一方で認識しなければならないのは、全労働人口の実に75%(4人に3人)が「昭和世代」ということです。

4人に3人が昭和世代である事実を前提に、仕事のしかたを考えなければなりません。

昭和世代と大きく異なるにもかかわらず、令和世代があまり指摘をされないのが「ビジネスマナー」です。気になる部分があっても、ハラスメントを意識して、上司はなかなか注意できません。

たしかに、形式ばかりで無駄なビジネスマナーもあると思います。

しかし、マナーの基本は礼儀であり、相手に対する敬意です。それは、令和も昭和も変わりません。

コロナ禍で圧倒的にデジタル化が進み、オンライン会議が当たり前の時代。

クライアント先を往訪する回数も少なくなり、名刺のやり取りすらないまま業務が進むこともざらです。

ビジネスマナーが求められる機会は減り、結果として学ぶことも教えることも難しくなっています。

昭和世代が重視する基本的なビジネスマナー

そこで、昭和世代が重視する基本的なビジネスマナーを以下にまとめました。

形式的な礼儀:挨拶やお辞儀、名刺交換などの形式が厳格に守られている。上下関係や礼儀作法が重要視されている。

対面コミュニケーション:直接会って話すことが信頼関係構築の基盤とされる。顔を合わせることで誠実さや信頼感を伝える文化が根づいている。

言葉づかい:敬語や丁寧語の使い方が厳格に守られている。言葉づかいが相手への敬意を示す重要な手段と認識されている。

時間:時間を守ることや5分前行動などが信頼の証とされている。特に時間に対する厳格な意識が広く浸透している。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)