米労働省が10日発表した2024年12月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比25万6000人増となった。伸びはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の15万5000人増を大幅に上回った。失業率は4.1%となり、前月から小幅に低下した。市場予想の4.2%を下回った。米労働市場が年央の低迷から回復し、勢い付いている可能性が示された。平均時給は前月比0.3%上昇、前年同月比では3.9%上昇した。失業率は連邦準備制度理事会(FRB)が長期的に持続可能と考える水準に近い。ジェローム・パウエルFRB議長は労働市場のさらなる減速は必要ないとの見方を示している。
米就業者数、12月は25.6万人増 予想大幅に上回る
失業率は4.1%となり前月から小幅低下
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