青色のペンで描かれた棒線画は、ウクライナ戦争でロシアを支援するために派遣された北朝鮮兵士が、ウクライナの無人機(ドローン)にどう対応すべきかを示している。1人の兵士(イラストでは「おとり」と呼ばれている)がドローンを引きつけ、他の兵士2人がそれを撃墜しようとしている。このおぞましい戦術は、昨年12月21日に戦死した北朝鮮兵の日記に記されていた。ウクライナ軍特殊作戦部隊がこのほど日記の抜粋を公開した。前線での日常や戦術の説明、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記への賛辞が書かれていた。筆跡や言葉の選び方、イデオロギー的な熱意の表現など北朝鮮で一般的な特徴が見られることから、日記の内容は本物だと独立した専門家らはみている。
戦死した北朝鮮兵の日記、おぞましい戦術つづる
対ウクライナの前線で戦う未熟で忠実な北朝鮮兵の多くが命を落としている
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