イスラエルとイスラム組織ハマスの当局者らは、ガザでの停戦合意の最終調整で対立している。仲介者らは19日の発効に向け努力を続けているものの、合意の脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになった形。ジョー・バイデン米大統領とカタールの首相は15日、イスラエルとハマスが共に休戦を受け入れたと発表。1年間にわたる慎重な外交努力を経て、ドナルド・トランプ次期大統領の就任数日前に合意を取りまとめていた。またハマスもイスラエルと合意に達したと述べていた他、イスラエルのイツハク・ヘルツォグ大統領も合意を歓迎し、同国政府にこれを受け入れるよう促していた。だがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は16日、カタールで行われている交渉の中でハマスが合意の一部を撤回したと非難。首相府は「土壇場で危機」が生じていると述べている。
イスラエルとハマス、停戦合意の最終調整で対立
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