任天堂スイッチ2とマリオカート、勝利の方程式踏襲Photo:Emanuele Cremaschi/gettyimages

 ゲーム大手の 任天堂 が「続編」について知っていることは多い。長年待ち望まれていた新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」では、勝利のための方程式を変えないことを決めた。

 任天堂は16日、期待のゲーム機を発表したが、提供されたのは 141秒の予告編映像 のみ。情報開示はいらだたしいほど少なく、価格・技術仕様・ゲームラインアップ・発売日などは明らかにされなかった。しかし簡潔な映像からは、新型機が先代モデルの「スイッチ」と非常に似通っているが、いくつかの改良が施されていると分かる。画面が大きくなり、二つ目のUSB-Cポートが追加され、コントローラーが磁石で取り付けられるようになった。

 携帯機器とホームコンソール(家庭用ゲーム機)を組み合わせたスイッチの革新的なデザインは、 任天堂にとって金のなる木 だと証明されている。スイッチ本体は1億4600万台を売り上げ、「プレイステーション2」と携帯型の「ニンテンドーDS」に次ぐ史上3番目に多く売れたゲーム機となった。さらに重要なのは、任天堂がスイッチ向けゲームを13億本販売したことだ。これは同社のゲーム機の中で最多となる。