米国防総省当局者は、麻薬密売人や人身売買業者、不法移民に対抗するため、メキシコとの国境の警備に米軍を投入する選択肢を検討している。複数の当局者が21日、明らかにした。ドナルド・トランプ大統領が命じた軍事優先順位が大幅に変更される可能性があるという。国内での軍隊の使用は、限られた状況を除いて、軍が法執行機能に関与することを禁じる法律によって制限されている。しかし、トランプ氏が20日に署名した大統領令は、通常は法執行機関に委ねられている国境の脅威を「侵略」と表現し、軍事対応を正当化している。国内での軍の責任拡大を推し進めるには、法的な制約や、国防総省が長年法執行任務とみなしてきたものに関与することをためらう姿勢など、複数の障害がある。
米国防総省、国境警備で軍投入を検討
有料会員限定
あなたにおすすめ