米金融大手モルガン・スタンレーでグローバルテクノロジー投資銀行部門の幹部を務めるマイケル・グライムス氏が、トランプ政権に加わるために退社に向け話し合っていることが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。グライムス氏は銀行界でも最も有名な人物の1人で、IT企業の新規株式公開(IPO)のアドバイザーを務めてきたことで知られている。またドナルド・トランプ大統領と近い関係にあるイーロン・マスク氏に加え、「政府効率化省(DOGE)設立に携わっている複数の幹部とも長年にわたって関係を築いてきた。グライムス氏がトランプ政権内でどのような役割を務めるかは、現時点で明らかになっていない。だが同氏は一部の関係者やクライアントに対し、DOGEと協力する可能性があると伝えているという。ただグライムス氏が政権内でより一般的な役割を担う可能性があると話している関係者らもいる。