ドナルド・トランプ米大統領は23日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の場を利用し、世界の要人に向けて手段をいとわない「米国第一主義」が復活したとのメッセージを発した。トランプ氏はこの日、米首都ワシントンからオンラインで演説を行った。「世界中のすべての企業に対する私のメッセージは非常にシンプルだ。米国で製品を生産すれば、地球上で屈指の低税率を提供する」と言明。「しかし米国で生産しないのであれば、それはあなたがたの権利だが、当然ながら関税を支払わなければならない」と語った。一方、欧州連合(EU)が米国の農産物や自動車に課す関税には不満をあらわにし、米国を不公平に扱っていると主張。「われわれがやりたいことに関税を課している」と述べた。