「政府効率化省(DOGE)」は、当初の構想ではイーロン・マスク氏とビベック・ラマスワミ氏が米連邦政府外で担う共同ミッションだった。現在はマスク氏だけの仕事となり、彼は政府内部にいる。マスク氏が描くDOGEのビジョンと、その目標について同氏が絶え間なく続けるネット上の宣伝は、ドナルド・トランプ米大統領の就任後数日間で早くも勝利を収めた。ラマスワミ氏は2026年のオハイオ州知事選への出馬を来週表明するために離脱し、DOGEの運営はトランプ新政権内に組み込まれた。事情に詳しい人物によると、マスク氏は今週ずっとホワイトハウス西棟のオフィスで働いている。マスク氏とラマスワミ氏が初めて会ったのは2023年で、その頃ラマスワミ氏はまだ共和党の大統領候補指名争いでトランプ氏の対抗馬だった。2人の億万長者の間の緊張と哲学の違いが表面化するのに長くはかからなかった。
マスク氏とラマスワミ氏「離別」の内幕
DOGE共同トップだった2人だが、規制緩和より歳出カットが注目される中でラマスワミ氏が去った
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