実際にラウンドアバウトを通行してみた

 筆者の住む神奈川県東部には、ラウンドアバウトや円形交差点が数カ所あります。そのうち近所の2カ所を実際に通行してきました。

 1カ所目は、新横浜駅の横浜アリーナ近くにある中型サイズのラウンドアバウトです。設置されたのは2014年とのことで、前述の改正道交法施行後につくられたもののようです。鉄塔を囲むようにして4つの道路をつないでおり、ラウンドアバウトであることを示す標識があり、進入も退出も迷うことなく、通行することができました。しばらく周囲で観察をしてみましたが、筆者が訪れた金曜日の午後の10分間の間で、そこを通過したのは3、4台ほどでした。

新横浜駅近くにあるラウンドアバウト新横浜駅近くにあるラウンドアバウト Photo: M-three production 拡大画像表示

 もう1カ所は、川崎市宮前区の鷺沼駅近く、住宅街に向かう道にある小型サイズの円形交差点です。こちらは中央島が花壇になっており、4つの道路へと接続しますが、そのうち、対になる方向の2つの道路には一時停止の標識がありました。ラウンドアバウトの標識もないことから、改正道交法施行の前からある円形交差点のようです。

 新横浜のラウンドアバウトとは違って通行量が多く、10分間に30台以上が通過していました。どのクルマも慣れているようでしたが、車体の長いトラックは、小型の円形交差点を回っていくのに苦労をしていたようすでした。

鷺沼駅近くにあるラウンドアバウト鷺沼駅近くにあるラウンドアバウト Photo:M-three production 拡大画像表示