無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう!

【新・富の方程式】「新しい不労所得」×「昔ながらの不労所得」=富裕層への道Photo: Adobe Stock

1年で550万円をもたらした不労所得

 裕福になりたいなら、方法はいくらでもあります。たとえば、指定難病患者で貯金もゼロだった会社員のNさんは、意外な方法を使ってお金を捻出。それを元手に1年で550万円の副収入を手に入れました。何をしたのかというと、「新しい不労所得」を「昔ながらの不労所得」に掛け算したのです。

 これは、誰でもできます。できないとしたら原因は1つだけ。「言い訳」を言語化した場合のみです。

お金が足りないなら、ひねり出す

 Nさんの勤め先はブラック企業でしたから、激務のせいで心身ともにボロボロ。副業する時間もありませんでした。そこで思いついたのが家賃収入という「昔ながらの不労所得」。不動産投資には大金がかかるので、頭金を用意して借金しないと買えません。Nさんは貯金ゼロですから、頭金さえ用意できませんでした。

 でもNさんは、「お金が足りないからムリ」という言い訳をしませんでした。言い訳をする代わりに頭をひねって、頭金をひねり出したのです。セミナーでマネーリテラシーを学ぶうちに、持ち家よりも賃貸のほうが経済的に合理的だと気づきました。そこで、自宅を売り払って住宅ローンの残債を返済し、残額をアパート購入資金の頭金に当てました。裕福への道のりは、「言い訳をしないこと」から始まるのです。

スキルがないなら「家族」を頼る

 Nさんは大家業でしたが、「雇われる働き方」以外なら何でも構いません。Nさんは結果的に、家族を頼りました。

 半年後にアパートを購入できたものの、退去者が続出して1ヵ月も経たないうちに空室率が50%を超えて赤字に転落。原状回復や入居者募集のやり方もわからず、コロナ禍で身動き一つ取れません。窮地を救ったのは「家族」でした。コンセプト作りからDIYによるリフォームまで、妻が分担してくれたおかげで満室を達成できたのです。

 その後も妻のアイデアで、空き家となっていた店舗付き住宅を購入。バイクガレージに改装し、入居者が殺到する人気物件に育てあげました。

 Nさんは、やってみて初めて自分のスキル不足に気づきましたが、最初から気づいていれば家族や専門家を上手に巻き込めます。

「新しい不労所得」を掛け算すると、資産は10倍速で増える

 Nさんは家賃収入という「昔ながらの不労所得」を使いましたが、「新しい不労所得」をこれに掛け算したことで、資産が10倍速で増えました。

 家賃収入・配当金・印税など「昔ながらの不労所得」は、本当の意味での不労所得ではありません。最初に労力がかかる以上「不労」ではないからです。本当の意味での不労所得は「通貨発行権」「利権」「節税」「補助金」だけ。このうち一般人が使えるのは「節税」「補助金」のみです。

 そこでNさんは、妻を法人化しました。個人向けの「節税」や「補助金」は子どもだましですが、法人向けの「節税」や「補助金」は大人も満足できる本物だからです。家族を法人化して法人名義で収入を得ると、税率が個人の3分の1になるほか、個人では想像できないほど控除できて節税できるので、10倍速でお金が増えます。「昔ながらの不労所得」と「新しい不労所得」の掛け算のおかげで、Nさんは5年で3500万円も資産形成できました。

やりたいこと」を言語化して稼ぐ

 人は弱いので、「やるべき」と知りつつも「言い訳」して先送りし、自分を正当化するために誰かを「批判」します。でも、お気づきのとおり、言い訳と批判に明け暮れる人生ほど、不毛で虚しいものはありません。

 そこで、自分の弱さを素直に認めて、弱みをチャンスに変えましょう。たとえば「スキルがない」とか、「自分にあった副業がわからない」と思ったなら、それこそチャンスです。なぜなら、謙虚な姿勢で基礎から学ぶしか他に手がないからです。自己流に比べて成功率が飛躍的にアップします。

「スキルがない」と思った人は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』の手順で潜在意識を活用すれば、自分でさえ気づかなかった「スキル」を言語化できます。同じように「関心事」や「価値観」も言語化して「スキル」と組み合わせれば、「やりたいこと」が必ず見つかります。

「自分にあった副業がわからない」人は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』の通りに「やりたいこと」を収益化してください。今からでも遅くはありません。「言い訳を言語化する人生」から卒業して、「やりたいことを言語化して稼ぐ人生」へと、人生そのものをステージアップしませんか。

参考資料:こんな簡単に儲かっていいの? 富裕層は皆知っている「史上最強の不労所得」

**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。