皆様、こんにちは。美的収納プランナーの草間雅子です。
時が経つのは早いもので、今年も残すところあと1ヵ月を切りましたね。
本日は、そんな年末時期に是非とも行っていただきたい、「本棚整理術」をお届けします。きっと、今年1年のご自身の振り返りと棚卸し、そして来たる新しい年のモチベーションアップにつながるはずですよ!
常日頃から幅広い事柄に感度・関心が高く、自己啓発やご自身の能力向上に意欲的なビジネスパーソンの皆さんは、きっとたくさんの本をお持ちのことでしょう。そんな“やる気”が旺盛な方ほど、次から次へと本が増えてしまい、常に家のスペースを圧迫してしまっているというケースが少なくないのではないのでは?本が増えてしまうのは、あなたの好奇心や向上心がアクティブな証拠ですので、本来は素晴らしいことです。
ただし…、それらの本は全て読まれましたか? または、現在読んでいる途中ですか? その中で、買ってから一度も開いていない未読本、いわゆる「積読」(つんどく)はどれくらいあるでしょうか? そして、読みたい本は、すぐに取り出せる状態にありますか?また、何の本をどれだけ持っているか、おおまかにでも把握しているでしょうか?
本棚の背表紙を見ると、その人が一体どういう人なのかや、その人の夢や願望、悩みなどもなんとなく把握できるものです。なので、本棚は非常にパーソナルで、ご自分の中身を映し出したものと言うことができるでしょう。それだけ、今の(そしてこれまでの)ご自身を知るヒントに溢れているのです。
その場所がもし、雑然とし、本が詰め込まれたパンパンの状態であったり、そこから溢れ出た本が床や家のあちこちに今にも崩れそうな山脈を形成。こんななんとも言えない圧迫感や行き詰まり感が出ているとしたら…。そこには、既に解決した悩みや問題にまつわる本、また、もう興味のないテーマに関する本など、今のあなたにはもはや“有効期限切れ”となった過去の断片が紛れ込んでいるのかもしれません。澱んだ空気とは、こうしたインアクティブな物から発せられるものなのです。
また、こういうお宅では本がたくさんあり過ぎて、どんな本があるのかも認識できていないケースが多々あります。そして、似たような本ばかりが並び、買ったことすら忘れて全く同じ本が2~3冊出てくる場合も決して少なくありません。
もしこんな状況に心当たりがあるなら!是非、1年の終わりというこのタイミングに、最新の状態のあなたを反映した本棚へと整理・アップデートしてまいりましょう!